2014年7月20日 (日)

愛の言葉


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    撮影日:2014/01/04


久しぶりにスピッツを愛聴しています。

今夏季のドラマの主題歌で使われている『愛のことば』…癒されます。


♪傷つく事もなめ合う事も包みこまれる愛のことば♪


海の中は限りある未来を搾り取る日々から安らぎの相手を見つけ熾烈な縄張り争いを制し、子孫を残していきます。

そんな一瞬、一瞬を垣間見ていると言葉に出来ないほどのエネルギーを貰う事ができるのです。

自分の出来る限りを広げ、感情を鮮明に映し出し、印象付けます。

その繰り返しを続けつつも他への警戒も怠りません。

魚類は、人類のように言葉を発する事は出来ませんがそれ以上に『愛のことば』が込められているように思います。









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2014年7月 6日 (日)

帽子ロマン


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    撮影日:20111203


久しぶりに興奮した。

峯水亮氏が解説している【世界で一番美しいイカとタコの図鑑】を今日購入しました。

中には、どこかで見たことあるようなお方の写真や初めて見る美しいイカとタコの写真が満載です。

少しお値段はお高めですが、一見の価値ありなボリュームでした。

海から離れて約4ヶ月…こういうのを見てしまうと胸がドキドキして海に溶けたくなりますね。




この素敵な帽子ロマンは今も変わらずいるんだろうなぁ?






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2014年6月28日 (土)

チャンスを掴む



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    撮影日:2014/01/30



勝手に師匠と奉り上げいた阿部秀樹氏に幾度となく言われた一言があります。

『写真が巧くなりたければ、誰よりも潜り、誰よりも撮りなさい』

この言葉は、自身を無くしかける私をいつも奮い立たせてくれました。

写真を撮っても成果が出ない…ただ潜っていても生物が見つからない…。

対自然なのだから仕方のない事ではあるのですが、その中からのチャンスは本当に限られています。

私もいくつかチャンスを掴めた一人ではあります。

その分多くの時間を犠牲にしてきました。

しかし最近、自分のライブラリーを見ていて、全部が全部自分の写真で、思い入れが半端ではないと再認識しています。

失敗した写真であろうと、満足のいく写真であろうと私にとっては全てが素敵なチャンスだったのです。


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2014年6月 1日 (日)

秘境への逃避行


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    撮影日:20111202

【 ポイント 】 大瀬崎外海  【 天気 】 曇時々雨 【 海況 】 風波あり 【  水温  】 18℃~19℃
【 透明度  】  10~15m  【 潮 】 小潮

よく仕事や写真に煮詰まったりした時に攻めていた秘境地帯がある。

『どこ?』と聞かれ『あの先の先の先の先です。』と答えると誰も行きたがらないほど遠い場所です。

なのも考えずひたすら青空を見上げながら水面移動をし果てし無く広がる未開の地に潜っていきます。

時には数千匹のブリに囲まれ、時には重厚なクロホシイシモチの壁にぶつかり、時には当てもなく漂い制約が一切ない遠い場所です。

そんな場所で見つけた生物なだけあって信憑性に欠けてしまうので現役時代は載せる事ができなかった。

ミカドウミウシに乗るウミウシカクレエビ…。

誰も立ち入らない場所で特別な事象とも知らず自然に存在するこの二匹に絶頂な興奮で向き合う私はさぞ驚いたことだろう。

常時潜っていてはこんな素晴らしい出会いはない。

落ち込むだけ落ち込んで憂鬱にもかかわらず求めにいった甲斐がこのような結果に結びつくことがあるのだ。

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出来れば…


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    撮影日:20121009

【 ポイント 】 大瀬崎湾内  【 天気 】 晴れ 【 海況 】 風波少し 【  水温  】 27℃~24℃ 
【 透明度  】  10~15m  【 潮 】 小潮

約10年ダイバーをやっていますが、お恥ずかしい魚が触れません。

まとめていうなら海に甲殻類もヒトデやらなんやらすべて触れません。

なんでしょう…あのヌルヌルした背筋がゾワっとする質感が生理的に受け付けないのです。

よく海を潜っているからというだけで魚が好き!触れる!などという固定概念で話しかけられることがありますが、
基本見ている事が好きです。

見ているだけで十分なのです。


と情けない話をしましたがそれ以上に苦手なモノが大きな生物です。

海中で出会う大きな生物には恐怖すら覚えます。

夜潜りをしている際、水深30m付近で未確認な体長3mの巨体が目前で急浮上したり、目先10mで1.5mのハンマーヘッドが
ぶんぶん頭を振っていたり…。

今現在大瀬崎では爆発的出現をしているマンボウでさえ最初はビビッていました。

そしてこの写真のドチザメは湾内水深1mと劇朝に出現した。

情報が入り、絶対撮っておくべきだ!と勧められたが中々気が進まなかった。

いざ向ってみると30cmほどの可愛らしい個体で心底安心したのを今でも覚えている。

何事にも向き不向きがある。


怖いものは怖いのである。






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2014年5月29日 (木)

追いかけた瞬間


約5年間、私は追いかけた。


たった一度の人生をビンの中で過ごし、より良く生きたいと願い、善き伴侶を求め、共に全力で自分を犠牲にして
子孫を残すため必死に生きていた。


    Mijinntamago
    撮影日 20130602


【 ポイント 】 大瀬崎湾内  【 天気 】 曇り 【 海況 】 風波少し 【  水温  】 21℃~20℃ 
【 透明度  】  3~5m  【 潮 】 小潮

まずここ大瀬崎では長期間観察できる生物がそこまで多くありませんでした。

天災、人災、食物連鎖…さまざまな要因が生命の営みを無残にも邪魔してしまいます。

悔しい思いをした事を今でも思い出すことがあるくらいそれは頻繁にありました。

このミジンエニハゼはそのような悲劇に一番影響された生き物の一つではないでしょうか。

住処のビンは動かされ、隠され、埋められ、外敵に奪われ、とほとんどが人災でとくに酷かったのです。

そんな軽はずみな行動から守るべくの事をいくつもやっていましたが、殆どが無駄骨に終わっていました。


    Mijinbenihaze1
    撮影日20130803


【 ポイント 】 大瀬崎湾内  【 天気 】 曇後晴れ 【 海況 】 うねり少し 【  水温  】 23℃~20℃
【 透明度  】  6~10m  【 潮 】 若潮

しかし、そんな災害にも負けず生きるミジンベニハゼを私は観察し続けました。

自分自身の短い一生と共に過ごすたった約2週間の子供との時間。

この土地にあなたとずっと暮らしていこうと思い始めてから、あなたが熟すあの季節までここから見えてくるものを大事にしようと
仲良くビン口から覗く二人の顔がただ微笑ましかった。

幾多の試練を乗り越え二人の愛が形となり大海原へ放たれていく。

私の日々の営みと平行して、ミジンベニハゼの時間も極自然に流れていたのです。

過去の写真を見ながら、そんな事にいまさら気付かされました。










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2014年5月15日 (木)

半水面への憧れ

    _mg_5073
    撮影日:20120822


【 ポイント 】 大瀬崎湾内  【 天気 】 晴れ 【 海況 】 良好 【  水温  】 28℃~20℃ 
【 透明度  】  4~10m  【 潮 】 中潮

自身の勉強の為に海外写真家の写真集を検索していてDAVID HALLに出会った。

彼の写真は独創的で色彩の使い方、環境の撮り込み方、そして圧倒されたのが半水面の美しさが単純に凄かった。

その中でも4年に一度産卵のピークを迎える Sockeye Salmon(紅鮭)の半水面の写真は度肝を抜かれた。

カナダバンクーバーのAdams Riverに秋になると体を真っ赤にした紅鮭が遡上してくる。

その遡上を豊かな森林地帯の中や陸上の赤い夕日と水中の紅鮭の体色のグラデーションで繋げた写真など見るもの全てが衝撃でした。


    _mg_5388
    撮影日:20130908


【 ポイント 】 大瀬崎湾内  【 天気 】 雨後晴れ 【 海況 】 良好 【  水温  】 27℃~25℃ 
【 透明度  】  5~8m  【 潮 】 中潮

そんな彼の写真に感化された私は水面下で撮れそうな被写体が居た場合必死に浮き沈みしながら撮影を試みた。

そんなに簡単に上手くいくわけではありません。

中々水中ハウジングのレンズポートが小さいと陸と海中の比率調整がうまくできません。

ましてや川と違い海には不規則な動きががあります。

それに翻弄されながらも何とか撮れた一枚は違う思い入れがうまれるのです。

毎年、季節来遊で大瀬崎に訪れるナンヨウツバメウオとハナオコゼには足繁く通いました。

たとえ同じ写真のようであろうと暇さえあれば撮りにいきました。

その結果少しだけ自分なりの表現力が身についたと思っています。


    _mg_2683
    撮影日:20120612


【 ポイント 】 大瀬崎湾内  【 天気 】 雨 【 海況 】 風波少し 【  水温  】 20℃~17℃
【 透明度  】  4~8m  【 潮 】 小潮

しかし海藻、クラゲ、ツバメウオなどここ大瀬崎には色々な水面下が撮れはするが、やはり私はバンクーバーのSalmonRunを
見に行ってみたいと妄想は膨らむばかりです。

ネット上の情報によると2014年今年の秋、次は2018年…地道に小銭を貯めていくしかありませんね。

DAVID HALL氏の写真集は【BENEATH COLD SEAS】、一見の価値ありです。







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2014年5月 6日 (火)

ダンゴウオを求めて

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    撮影日 20140503


【 ポイント 】 葉山  【 天気 】 晴れ 【 海況 】 うねり少し 【  水温  】 16℃ 
【 透明度  】  5~8m  【 潮 】 中潮

今回は、念願のダンゴウオを求めて神奈川県葉山を潜ってきました。

インストラクター時代面識のあった葉山ダイビングショップNANAさんにお世話になりました。

葉山の海は約9年間潜った大瀬崎とは違い、カジメ、ワカメ、ホンダワラが豊かに生い茂っていました。

そこに住む生物層も全く異なり、スナビクニン、キヌバリ、チャガラ、そしてダンゴウオ…と。

今まで出会った事のない生物に出会えました。

今回の目的は恋に焦がれていたダンゴウオです。

今までダンゴウオは紙面かネットで見るものと勝手に思っていました。

がいざ目の前にするとなんともいえないぷにゅっと感が其処にくっ付いてた?置かれてた?居ました。

1匹目は産卵待ちの親ダンゴウオだったのでしょうか、体長は15mmほどの特大サイズ。

2匹目は生まれて数日がたった体長5mmほどの小さいサイズ…と幸先よく見つけていただきました。

    _mg_4481


しかし私もガイドの端くれ…。『自分で見つけたい!』と血が騒いでしまった。

葉山固有種?であるコモンイトギンポの求愛?威嚇?行動や魚類なのに出産するウミタナゴの仲間に
心奪われながらも何とか見せてもらった環境をヒントに1個体発見できました。

やはり自分の見つけた個体には即愛着が湧きます。

もし誰もが、人に教えたくなるほど可愛いものとは何かと聞かれたら真っ先に『ダンゴウオ!』と
答えてしまうほど私の心は意図も簡単に奪われてしまったのでした。

これから小さな個体は成長して深度を落としていくそうです。

そして完全に見れなくなり、また来年この時期に繁殖行動の為に上がってくるそうです。

来年もまた、天使の輪…育卵…そして違う色彩を求めて葉山に潜りに行こうと思っています。

ダイビングショップNANA佐藤さん、スタッフの皆様、渋滞気にしすぎて弾丸な感じでしたがお世話になりました。

次回はもう少しゆっくりお邪魔したいと思っております。




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2014年5月 1日 (木)

四季は巡る 海は馨る

今日から新たなスタートです。

よろしくお願いいたします。


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    撮影日 20130722

【 ポイント 】 大瀬崎 【 天気 】 曇晴 【 海況 】 うねり少し【  水温  】 23~19℃ 
【 透明度  】  4~10m  【 潮 】 大潮


『ヒメアゴアマダイのコロニーがそこにある』

という情報だけで7年間探し回り、やっと見つける事ができた。

見渡す限り、ヒメカエルアマダイ…数にして約200匹以上。

その大半は、警戒心が強く姿すら見ることはできないが、2週間近く通っただけあって数匹の警戒心を解けた。

私が超接近しても穴に引っ込むことはなく、むしろ興味津々な視線をこちらに向ける。

実に…やばい。

探して、探して、諦めて、探して…それだけ思い入れもあったのだろう。

暇さえあれば会いに行った。


四季は巡る 海は馨る

環境の変化もあって中々潜りには行けないが、今までの写真…これからの写真を織り交ぜつつ書いていこうと思っております。

末永くよろしくお願いいたします。


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